[東京 20日 ロイター] -
<08:17> ドル111円後半、製造・非製造とも改善=ロイター短観
ドルは111.69円付近でこじっかり。ユーロは124円半ば。
米シカゴ地区連銀総裁のエバンズ総裁は19日、米失業率が16年ぶりの低水準にあるにもかかわらず、低インフレ率が続いていることを受け、米連邦準備理事会(FRB)は利上げとバランスシートの縮小を非常に緩やかに行うべきとの見方を示した。
エバンズ氏はニューヨーク大学マネー・マーケティアーズにおける講演で、FRBによる2017年の利上げ回数が2回か3回か4回かという「わずかな違いにこだわりたくはない」と指摘。「重要なのは、現在の環境が、非常に緩やかな利上げと、ゆっくりとしたバランスシートの縮小を支持していることだ」と述べた。
為替市場の反応は限定的。
午前8時に発表された6月ロイター短観(400社ベース)では、製造業の景況感が2ポイント改善し、プラス26となった。非製造業も3ポイント改善しプラス33。いずれも過去最高圏での推移が続いている。
内外需とも好調で、為替の安定も寄与。特に金属・機械は10年ぶりの高水準となった。非製造業も人手不足や人件費上昇などの目立った影響は表れていない。製造・非製造業とも3カ月前に比べ、景況感は改善している。今回の調査期間は6月2日─15日。
<07:45> きょうドルは111.10―112.10円の見通し、株価と米長期金利にらみ
ドルは111.66円、ユーロは1.1152ドル、ユーロ/円は124.49円付近。
きょうの予想レンジはドルが111.10―112.10円、ユーロが1.1100―1.1200ドル、ユーロ/円は123.90―124.90円。
この日は、豪中銀の理事会議事録が予定されている。
豪ドルを巡っては前日、格付け会社ムーディーズが大手4行を含むオーストラリアの銀行12行の格付けを引き下げたことで、豪ドル安/米ドル高が進む局面があった。ムーディーズによると、格下げは、豪住宅セクターのリスクの高まりを踏まえた措置だという。 豪ドルは19日、一時0.7585ドルまで下落したが現在は0.7603ドル付近での取引となっている。
きょうは「前日ドルが買い進まれた流れが継続するかが焦点。ただし、111.70円付近および112円ちょうどにはドル売り需要があるとされる。株価や金利次第だが、東京時間では112円台にトライするのは難しいかもしれない」(外為アナリスト)との意見が出ていた。
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