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NY市場サマリー(19日)
2017年6月19日 / 21:43 / 6ヶ月前

NY市場サマリー(19日)

    [19日 ロイター] - 
    <為替> ドルが上昇。ニューヨーク連銀のダドリー総裁が賃金の上昇により国内のインフレ率が高ま
るとの見方を示したことを受けた。
    円はドルとユーロに対して約2週間ぶりの低水準に下落した。日銀が16日の金融政策決定会合で金融
緩和の解除に着手する可能性に踏み込んで言及しなかったことを受け、円が売られた。
    主要6通貨に対するドル指数は0.4%高の97.537となった。
    ダドリー総裁はニューヨーク州プラッツバーグで開かれた企業関係者の会合で「インフレ率は望ましい
水準を若干下回っているものの、労働市場の引き締まりが続き賃金も少しずつ持ち直すことで、2%の目標
に緩やかに回帰するだろう」と述べた。
    ダドリー総裁の発言は、低水準で推移しているインフレにより米連邦準備理事会(FRB)は年内は追
加利上げに踏み切ることができなくなるとの見方を打ち消す格好となった。
    ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、エリック・ビロリア氏は「最近のイン
フレ指標の低下についてFRBは過度には懸念していないようだ。彼らは金融政策の正常化に万全を期すと
表明している」と話した。
    CMEグループのフェドウオッチによると、市場はFRBが12月のFOMCで利上げに踏み切る確率
を47%と織り込み、確率は前週末の41%から上昇した。
    フランス国民議会の決選投票でマクロン大統領の新党「共和国前進」が単独で過半数議席を確保したこ
とも、ユーロを押し上げる要因となった。
    一方、ポンド/ドルは0.4%安の1.2732ドルとなった。英国の欧州連合(EU)離脱
を巡る交渉が開始したことに伴い、ポンドが売られた。
    
    NY外為市場:
    
    <債券> 国債利回りが急上昇した。米ニューヨーク連銀のダドリー総裁が金融政策に関してタカ派的
な姿勢を示し、FRBが利上げを継続するとの見方が強まった。
    ダドリー総裁は、今引き締めサイクルを停止すれば経済を危険にさらすとし、失業率が4.3%に低下
し、インフレ率が1.5%程度で推移する現在の状況は「極めて良好」と指摘した。
    DAダビッドソンの債券トレーディング部門バイスプレジデント、マリアン・ハーリー氏は「ダドリー
総裁は、FRBが引き締めを停止することは過ちとの考えを示した」とし、「総裁は一般に、FRB内では
ハト派の1人とされており、発言は引き締めの継続を示唆している」と述べる。
    先週公表の5月の米消費者物価指数(CPI)も予想外に低下したものの、DRWトレーディングの市
場ストラテジスト、ルー・ブライアン氏は「イエレンFRB議長は、コアインフレ率の軟化について差し迫
った懸念を示せなかった」とし、「議長のスタンスが今のところ、長期債を大きく支援している」と話した
。
    米5・30年債の利回り格差は3カ月ぶりの水準となる100ベーシスポイント(bp
)に縮小した。タカ派的なFRB政策が中期債の重しとなる一方、長期債はインフレ低迷が追い風となって
いる。
        
    米金融・債券市場:
    
    <株式> 上昇し、ダウ工業株30種とS&P総合500種は終値で過去最高値を更新した。ニューヨ
ーク連銀のダドリー総裁の発言で米経済への楽観的な見方が広がり、ハイテクなどの成長株に買いが入った
。
    BMOプライベート・バンクのジャック・アブリン最高投資責任者は、ダドリー氏の発言は現在のデー
タで明らかになっていない経済の基調的な強さに目を向けたものだと投資家が受け止めたようだと指摘し、
「FRBの基本シナリオでは今は一時的な軟調局面であり、上向きの流れは続くということだ」と述べた。
    これを受けて割高感から週間ベースで2週連続下落していた情報技術株は1.7%上がった
。ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は「投資家はハイ
テク株から一時的に撤退を余儀なくされたが、このセクター内の多くの企業は市場全体として見出すことが
難しい成長を提供してくれる」と説明した。
    金融株もダドリー氏の発言を手掛かりに約1%上昇した。
    ヘルスケア株は最高値を更新。バイオ医薬品のバイオジェンや製薬のクロビス・オン
コロジーがけん引役となった。バイオジェンはUBSの投資判断引き上げを受けて3.5%高、ク
ロビスは後期試験で卵巣がん治療薬の適用範囲拡大申請に道を開く結果が示されたため、46.5%急騰し
た。
    また前週末にアマゾン・ドット・コムがホールフーズ・マーケット買収を発表したこ
とも市場心理を明るくした。
    
    米国株式市場:
    
    <金先物> 反落。ニューヨーク連銀のダドリー総裁によるタカ派的発言を受けて対ユーロでドル高が
進んだため、割高感から売りが出た。英国のEU離脱交渉の行方も不透明感が増していることから下値は限
定的だった。
    
    NY貴金属:
    
    <米原油先物> 反落。根強い世界の供給過剰懸念に圧迫された。
    米ベーカー・ヒューズが前週末公表した国内の石油掘削リグ稼働数は22週連続で増加。米シェールオ
イル増産の動きに歯止めが掛かっていない実態が改めて確認され、早朝にかけて軟調に推移。その後は安値
拾いやショートカバーで小幅ながらいったんプラス圏に浮上。しかし上値は重く昼前には再び下げ基調に転
じた。リビアではドイツ化学大手BASF子会社やイタリアENIが操業する油田で相次ぎ生産が再開され
たとの報が伝わったことなどから、世界的な需給不均衡の是正にはなお時間がかかるとの見方が広がった。
        
    NYMEXエネルギー:
       ドル/円 NY終値     111.51/111.54                                           
                     始値            110.96                                           
                     高値            111.60                                           
                     安値            110.92                                           
   ユーロ/ドル NY終値     1.1148/1.1149                                           
                     始値            1.1205                                           
                     高値            1.1213                                           
                     安値            1.1144                                           
                                                                                      
                                 米東部時間                                           
     30年債(指標銘柄)          17時05分    104*11.50    2.7842%             
                               前営業日終値    104*12.50    2.7830%                   
      10年債(指標銘柄)          17時00分    101*20.00    2.1914%             
                               前営業日終値    101*30.00    2.1570%                   
       5年債(指標銘柄)          17時05分     99*25.75    1.7914%            
                               前営業日終値    100*00.50    1.7470%                   
       2年債(指標銘柄)          17時05分     99*25.00    1.3642%            
                               前営業日終値     99*27.75    1.3190%                   
                                                                                      
                                      終値       前日比         %                   
         ダウ工業株30種          21528.99      +144.71      +0.68        
            前営業日終値          21384.28                                           
           ナスダック総合           6239.01       +87.26      +1.42         
            前営業日終値           6151.76                                           
       S&P総合500種           2453.46       +20.31      +0.83        
            前営業日終値           2433.15                                           
                                                                                      
      COMEX金 8月限            1246.7        ‐9.8                          
             前営業日終値            1256.5                                           
      COMEX銀 7月限            1650.2       ‐15.9                          
             前営業日終値           1666.1                                            
      北海ブレント 8月限             46.91       ‐0.46                            
             前営業日終値             47.37                                           
      米WTI先物 7月限             44.20       ‐0.54                          
             前営業日終値             44.74                                           
           CRB商品指数          171.2830     ‐1.7689                      
             前営業日終値          173.0519                                           
 
    
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